高校生が夏休み課題の実習発表で竹取翁博物館を訪問 2013年8月22日

高校生が夏休み課題の実習発表で竹取翁博物館を訪問 2013年8月22日

ホームページを御覧になって10代の方が一人で竹取翁博物館を訪問されました。
少し勉強されているだけに、作者の紀貫之についてとか、何故京田辺が『竹取物語』の舞台とされたのかなど数点の質問があり、それらに沿って館長が詳しく判りやすく説明されました。
 最初、作者が紀貫之については、『源氏物語』の文中、紫式部が作者として記しているが、それは「平仮名交じりの文に書き直した…」事をのべ、原文は830年頃の平安時代初期に「宣明体」で弘法大師空海が書いたと説明されました。


 その後「翁の家が山本近く」と記されているところから古代駅制の「山本驛」『続日本紀』が翁の家のあったところ(竹取翁博物館の場所)で、かぐや姫は『古事記』に実在の人物をモデルとした事などを説明しました。
  この他、姫の誕生が「イエスキリストの復活」を表していると話すと、キリスト教の学校だったのではっきりと受け止めて頂きました。そして、敷地内に設置されたかぐや姫神社では、願い事を祈っておられました。
 アンケートの感想文にも「姫の誕生シーンに興味を持ちました」という感想文をお寄せ頂き、展示についても「大変良い」という評価を頂きました。